効果的な自己紹介の方法

 私たちは、生きていく限り、様々な状況で、いろんな人と出会い、別れ、付き合いに遭遇します。

そしてその出会いや付き合いの際に、大勢の人の前やお互いに交わすものが「自己紹介」です。

自己紹介は、人間関係を築くうえでぼ第一歩であり、より豊かで有意義な人生、職場、学校生活を送れるかどうかに大きく影響するカギであると言えます。

ところが、そんな大切な「自己紹介」に私たちは気を遣いません。

 コミュニケーションを学ぶスタートとして改めて効果的な自己紹介の方法を考えてみましょう。

1 自己紹介の目的

 自己紹介の目的は、自分自身を紹介することによって、相手に「親しみ」をもってもらうことです。

相手に自分を印象づけ、自分自身を相手に引き合わせることが自己紹介です。

2 自己紹介からコミュニケーションはスタートする

 もしあなたが「私の趣味はスキーで、一緒に滑りに行ってくれる仲間を募集中です」と自己紹介したとします。

それを聞いた多くの聞き手の中で、同じようにスキーが趣味の人がいたらどう感じたでしょうか。

おそらく「あの人に声をかけて一緒に遊びに行こう!」と思うでしょう。

自己紹介は、仲良くなるためのコミュニケーションのきっかけを自分から相手に提示するものなのです。

3 効果的な自己紹介の方法

「あいさつ」で自己紹介をスタートする

「おはようございます」「こんにちは」など、大きな声であいさつするのがスタートのコツです。

相手から返事のあいさつが返ってきたらあなたも気持ち良く話が始められるはずです。

「フルネーム」で名前を名乗る

名前をフルネームで名乗るのが、印象づけ名前を覚えてもらうコツです。

珍しい名字や名前なら、その由来なども説明すると印象が強くなります。

自分がPRしたい内容を話す

特技、性格、出身地、出身校、趣味、今ハマっていること、今後の計画などその場に合わせた話をしましょう。

同じような趣味や出身の人が声をかけやすくなります

話す内容は的を絞る

あれもこれもと全部話そうとすると、話題が広がりすぎて時間もオーバーしてしまいます。

「自分のアピールしたいことは、まず~」と話す内容を絞っておくことが話をまとめるコツです。

締めくくりのあいさつをする

今後の人間関係のためにも「今後ともよろしくお願いします」や「同じ趣味の人は気軽に話しかけてください」「一緒にスキーをしましょう」などと一言添えると効果的です。

 また、聞き手に配慮して「ありがとうございました」とお礼の言葉を付け加えると気持ちの良い終わり方になります。

自己紹介の基本構成

あいさつ フルネームで名乗る 的を絞ってアピール あいさつで締めくくる

自分の話し方をチェックしてみましょう

せっかく自己紹介の内容が良くても話し方でマイナスになってしまうことがあります。

自分の話し方を分析し改善していきましょう。

1 話し方

言葉の明瞭さ

声の大きさ

テンポ・スピード

間の取り方

言葉遣い

口癖

語尾

2 態度

あいさつ

身だしなみ

落ち着き

笑顔

アイコンタクト(目配り)

姿勢

ジェスチャー(手の動き、位置)

熱意・力強さ

3 話の内容

わかりやすさ

話の盛り上がり

時間配分

話のまとめ方

最後のあいさつ

あなたの話し方はどうでしょうか。

すべて完璧にできなくても、自分がどんな話し方をしているかを知り、改善することで相手への印象ががらりと変わります。

これから先、何度も自己紹介することでしょう。

一度見直して自分らしい自己紹介を考えてみてはいかがでしょうか

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