「身だしなみ」
身だしなみとは
”相手に不快感を与えない清潔な服装やふるまい”
”身なりを整える”や”身支度を整える”などと表現されることの多い言葉です。
身だしなみというと身に着けるものに注意が向けられがちですが
服装や髪形などの「身なり」とあわせて、礼儀・作法を守る「立ち振る舞い」も身だしなみに含まれます。
また、服装や立ち振る舞いの他に、自分の体を清潔に整えることも「身だしなみ」です。
例えば食後に人と会う前には歯磨きをしたり、暑い時期には汗をかいたまま会議室に入らないよう事前に汗を拭いたりすることも身だしなみを整える要素です。
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身だしなみの漢字は「身嗜み」
身だしなみは漢字で”身嗜み”と書きます。「嗜み」(たしなみ)とは
”人前ででしゃばらないように控えめにふるまうこと・ふだんの普段の心がけ”
という意味です。騒々しいふるまいをする人を「嗜みが無い」と表現したりします。
つまり「身嗜み」は、身を整えることに加えて、控えめなふるまいや、人前での心がけという意味を含んでいます。
身だしなみは最低限のビジネスマナー
ビジネスにおける身だしなみは、「おしゃれ」や「自己表現」の手段である以前に相手に不快感を与えないための最低限のマナーです。
第一印象は外見で決まる
”人は見た目が9割”
という有名な言葉があります。多くの人は初対面の人を外見で判断しており、第一印象はほんの数秒で決まるものです。交渉や営業を行うビジネスの場でもそれは同様です。身だしなみによって「仕事ができそう」「信頼できそう」といった好印象を与えることができれば、その後のビジネスをスムーズに行えます。
逆に身だしなみによってマイナスなイメージを持たれてしまった場合、そのイメージを消すことは非常に難しくなります。
もちろん実際に大切なのは能力ですが、その能力最大限発揮するためにも身だしなみを整えて好印象を与えることは重要です。初対面では最初の数秒が勝負だと考え、完璧な身だしなみを目指しましょう。