敬語の基本
ビジネスマナーを守った言葉遣いをするためには、まず敬語の基本をマスターしましょう。
敬語はビジネスにおける言葉遣いの基本です。正しい敬語を使った言葉遣いは、ビジネスシーンでお互いを理解し、関係を構築するために重要な役割を担います。
敬語とそうでない言い方では、同じ意味でも印象が異なります。日常会話と同じ話し方をしている場合、非常識などと思われかねません。
ですが、ビジネスマナーを守った言葉遣いをしていると、相手から仕事相手として信頼されるきっかけにもなります。
【敬語の種類】
尊敬語
相手を敬う気持ちを表す敬語で、自分より立場が上の人を高める言い方です。
「社長がおっしゃったよいうに」など、先生や上司、自分より目上の人が主語となります。なお、親戚や家族は含まれません。
謙譲語
謙譲語は自分がへりくだることによって相手を立てる敬語です。
「今私が申し上げたとおり」など、自分や家族、親戚などが主語になる場合に使用します。
丁寧語
言葉の語尾に「です」「ます」をつけて丁寧にした表現であり、だれに対しても使える敬語です。
尊敬語 謙譲語 丁寧語
言う おっしゃる 申し上げる 言います
見る ご覧になる 拝見する 見ます
聞く お聞きになる 拝聴する・うかがう 聞きます
読む お読みになる 拝読する 読みます
行く いらっしゃる 伺う・参る 行きます
会う お会いになる・会われる お目にかかる 会います
来る いらっしゃる・お越しになる 伺う・参る 来ます
する なさる いたす します
知る ご存じ 存じ上げる 知っています
いる いらっしゃる おる います