「聴く」ことの重要性

「聴く」ということに焦点を絞ります。

コミュニケーションでは、なぜ「聴く」ことが重要なのでしょうか。

その理由は大きく3つあります。

1⃣ 様々な情報が入手できる

 相手の考えや気持ち、意図などを推測したり解釈したりできます。また、相手に関する情報だけでなく、その相手を通じて第三者に関する情報や一般的な情報も入手できます。

2⃣ 相手の存在を認め、大切にしていることが伝わる

 相手の話を聴くことは、相手に注目し、敬意を払ったり同情したり理解を示すことに他なりません。

それは「私はあなたを認めます。そしてあなたの話に集中していますよ」と肯定的に受け入れることを意味しています。

 聞き手が相手に集中してじっくりと話を聴く姿勢を示すと、相手は安心し、自尊心を維持することができます。

逆に、話を聞いていない態度が相手に伝わると、自分の存在を否定されたかのように感じ、傷ついたり、不安になります。

3⃣ 相手との関係を安定させ、さらに良好な人間関係を築ける

 「この人は話を聴いてくれる」「話甲斐のある人だ」「私のこと認めてくれてうれしい」など、相手はじっと話を聴いてくれる人に、好意・好感をもちます。

 こうして、相手との関係は安定していくのです。また、相互に聴き合えば、お互いの理解が進みますので良好な人間関係が築けるようになります。

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